サキとまみの泣き虫一年。最終章 石川家の家庭訪問
1月に入りだいぶ成長したサキ。でもまだまだ伸びると思った俺は2月の奈良県予選まで週一ペースで家に行く事にした。監督になってこんな事はしたことがない。一番初めに家に行った時はどうしたらいいかわからないので小道具(スロットマシーン)をもって行った。サキはスロットに食い付いて夢中!作戦成功!でもあまり喋らない。サキと喋るよりはサキの兄貴二人と喋る方が多い。兄貴二人とはすぐに友達みたいな感じになっていい雰囲気。やはり女の子は難しいのか??夕食をご馳走になり、仕事から父親が帰って来てビールで乾杯!サキのお父さんは見るからにきっちりした誠実そうな人。何度か練習の時、迎えに来てくれてたので顔は知っている程度。俺とはまったく違うタイプの人間。例えるなら向こうが教師で俺が生徒みたいな…話をすると真剣さが伝わったのか結構あうような気がした。家庭訪問を二回目、三回目とかさねて行く内にサキもだんだんと慣れて来た。なんとか間に合うかも知れない。俺も父親に慣れて来た!!俺の中でやり残した事はないかと思いながらとうとう奈良県予選を向える。最終章②へ 六年生最後の奈良県予選(地獄から天国へ)
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