サキとまみの泣き虫一年。　　　　　　　　　　　　最終章②　　　　　　　　　　　奈良県予選　　　　　　　(地獄から天国へ)

奈良県予選の朝、いつものように６時すぎから練習開始。体育館が使えないため公園での肩慣らし。２月の朝は激寒!一時間ほど練習して橿原体育館へ。六年生の正レギュラーゆうとが１月に入院。次にドッチが出来る様になるのは全国大会がある3月末まで無理と聞き目標は当然ベスト４だ!!!!!!!*リーグ戦第一試合三碓戦。この試合が最悪だった。勝たないと次は強豪パワフル。結果はボロ負け。観客席がどよめいた瞬間だった。サキもまみも「もう終わった」と思い泣きっぱなし。これはマズイと俺が一言『エースが泣いててコントロールよく投げれんのかぁ。まだ可能性はあるやろ。泣いてたら次の試合出来へんやろがぁ～。パワフルに勝つ事考えんか～ボケ』このやり取りはパワフル戦の直前でした。そしてパワフル戦。結果はボロ負け。予選３試合しかないのに２連敗。予選落ちの可能性大。ここでまたまた俺の一言『まだ可能性はあるやろ。三碓が次の試合勝ったら終わりであきらめやなあかんけど、まだどうなるかわからんやろが～』もう自分たちでどうにか出来る事ではなく、天に任せるしかないのだ。結局天は御所を助けてくれた。予選を２位で通過し後は順調に決勝戦へ。またまた相手は天理。結果は一人差で勝つ事が出来て春の奈良県予選初優勝でした。予選落ちになってもしょうがなかったが天は一年間の頑張りを見てくれたのでしょうか???この日、選手全員がまた成長するねやろなぁと感じた。俺の中では子供達が初めて真剣に泣いた顔と喜んだ顔を見た不思議な1日でした。次回４年連続出場。涙の関西大会!